以前は、電動カートのレンタルはありませんでしたので、車椅子を家族に押してもらっていましたが、現在は、ほとんど電動カートを利用しています。
1999年に行った時、ちょうど電動カートの試験導入の時期で、使用後のアンケートに答える条件で無料モニターになりました、現在は四輪ですが、当時は三輪のカートが用意され、夜はライトも点きますしパーク内の移動に大変重宝しました、最大の利点は家族の手を煩わせずに単独行動ができる事ですね、使用の感想や料金設定の希望などのアンケートに答えたた後に、早期導入を熱望しました。
まず朝、ご存じでしょうけど開園前から並ぶ事は大変危険です、TDR名物オープンダッシュ(開門と同時に目的のアトラクション、ファストパスへ全力疾走)に巻き込まれます、子供を抱えたお母さんまで走ってますので、衝突、転倒事故が絶えません。
エントランスに入り向かって左の「メインストリート・ハウス」では、バリアフリーに関する情報を紹介する小冊子「インフォメーションブック」(事前郵送可能)や、「ゲストアシスタンスカード」を配布しており、様々な相談が出来ます、ただし、ここもいつも混んでいます。
向かって右に車椅子をレンタルする所があります、「ゲストアシスタンスカード」はここでも交付して貰えます、電動カートの場合、事故防止のため、担当者により取り扱い説明を受けなければなりません。
では車椅子を借りていよいよパーク内へ、しかし、いきなり最大の難関が目の前にあります、「ワールドバザール」です、古きよきアメリカを再現した、両サイドにショップなどが立ち並ぶディズニーランドの出入り口で、絶対にここを通らなければなりません、とにかくいつも混雑しています、パークへ向かう者、出口へ向かう者、立ち止まり今後の予定の作戦会議を行うグループ。
人の流れ、波、固まりを避けながら、巧みに車椅子を操り、迂回しながら前へ進まなければなりません、ほとんどの方がハイテンションで、先に見えるシンデレラ城に視線が行き、低い位置の車椅子に注意が行かないようです、ここを通るときはいつもドッと疲れます。
ショップの造りはバリアフリーの構造なんですが、その、人の混雑故、車椅子での利用は困難です、以前は午前中であればショップは空いていたのですが、ファストパスの導入後は、待ち時間を有効に使えるためにいつも混んでいます。
パーク内は地面が石畳の所が多くあります、車椅子の場合押す方も、乗っている方も結構たいへんです、事前に携帯に便利なエアークッションを用意しておくと重宝します、又、構造上雨水の排水のため、地面は排水溝に向けて傾斜しています、人混みを避けるため端の方を通行していると、排水溝の方へ車輪を取られるのでご注意を。
夜になると照明はありますが、やはり視界が悪いため注意は必要です、特に「ウエスタンランド」は暗く感じます、ディズニーランドでは下を向いて歩いている人はいません、そのせいか、車椅子や杖に気づいて、よけてくれるのは、視線の低い子供が多く、大人とはよく激突します。
優先トイレは各エリアに配置されています、オストメイト対応、介護ベット設置など仕様が違いますので、お近くのキャストにお尋ね下さい、(職種を問わず、お掃除のお兄さんでもOK)トイレも混んでいますので、余裕を持って行動して下さい。
又、パーク内には、救護室が4カ所あります、具合が悪くなった場合も同様に、キャストにお尋ね下さい。(いつも飲んでるお薬を忘れずに)
数日の滞在では、すべてを巡る事は絶対に不可能です、無理をせずに異次元の世界を堪能して下さい。 |

最大の難関
ワールドバザール
平日でも人で混雑しています



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携帯に便利なエアークッションです
来園時に車椅子使用予定の方はこの様な物を準備するといいですよ。 |
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